ライブドアショックの波

ライブドア元代表取締役社長である堀江貴文容疑者に関する一連の報道は、嫌でも耳に入ってきます。マスコミの報道の中で扱われている写真の選び方がまた、オタクロン毛に目つきの悪い写真を厳選していておもしろいw
とりあげられた本人としてはどうしようもなく不服でしょうね。今や犯罪者扱いなので仕方ないかもしれないですが。
それからホリエモン逮捕直後のあるニュース番組のインタビューでこんなコメントをしているところを見た。
「やっぱり額に汗してコツコツしないでお金を稼いでいるようじゃいけませんよ」(40代(推定)男性)
その男性は「実態の無いような企業が続く訳も無い」とも言っていた。
長く続く事が無いのは納得できるが、そもそもそのビジネスが「続く」必要があるんだろうか。
ホリエモンはこれまでM&Aを繰り返して居る間に多くのビジネスに手を出しているし、
別に続けるつもりも無かったんではないか。と、思って見てた。
そして実態とは何を示しているのか。実態の有る無しと言ってしまうなら、Edy等の電子マネーも、ネット上の證券取引も実態が無い物を扱っているだろう。株式の電子化やインターネットで證券の取引が出来る事の延長の様に感じる。
売買のスケールが「商品」「ネット上の證券」等なのではなく会社という単位になっているだけで変わりないのではないか。ライブドアの恩恵を大きく受けている人も大きい被害を被っている人もいるかと思うけど、それは「会社」という単位が商品と同じ扱いを受けてしまえるシステム(法律)自体に問題が有ったのではないかと思う。
決算書の粉飾はそもそも人を騙しているし犯罪行為だから許せない事だけれど、ホリエモンは今の法律やシステムに一石を投じただけという見方もできるのではないか。
額に汗してコツコツ働くのを否定する訳じゃないですが、
そういう枠に嵌っていれば安心というのは大衆意見なだけであって、
法律の抜け穴を掻い潜って他人の気付かない金儲けをしている人は多いだろうし、
真っ向から堀江否定をするのは時代に取り残される危険性をはらんでいると思う。そういう方向性が存在できちゃうんだという可能性を考えて、変化していくべきではないか。時代が変わろうとしている証拠だぞと。そう思ったりする。